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栄養素が豊富な玄米がさらにパワーアップしたお米が「発芽玄米」
お米は収穫された時は、もみがらと呼ばれるかたい皮でおおわれています。そのもみがらを取り除いたものが玄米です。その栄養は、糠層や胚芽に含まれています。
発芽玄米は、糠層を削ることなく、玄米を水につけ、少しだけ発芽させたお米です。そのため、玄米の高い栄養価を保ちつつ、むしろ、発芽によって酵素が活発に働き始め、GABAを代表とするさまざまな機能成分が増えています。
発芽玄米は、糠層を削ることなく、玄米を水につけ、少しだけ発芽させたお米です。そのため、玄米の高い栄養価を保ちつつ、むしろ、発芽によって酵素が活発に働き始め、GABAを代表とするさまざまな機能成分が増えています。
発芽玄米に含まれる栄養とは?
発芽玄米は玄米と同様に、腸内環境を整える食物繊維をはじめ、ミネラルやカルシウム、ビタミンEなど健康や美容に役立つ栄養素が豊富です。さらに、発芽玄米にはGABAやγ-オリザノールやIP6(フィチン酸)などの機能成分が多く含まれていて、なかでも、GABAの量は玄米の2〜3倍!玄米と比較しても栄養価がアップしています。
【品種の異なる玄米、発芽玄米におけるGABA含量(mg/100gdb)】
※ 発芽条件:30℃の温水に24時間浸漬
*はいみのりは巨大胚水稲品種で、通常品種よりGABA含量が3倍程度になる。巨大胚米はGABA生成能力が高い。
*はいみのりは巨大胚水稲品種で、通常品種よりGABA含量が3倍程度になる。巨大胚米はGABA生成能力が高い。
【玄米と発芽玄米の栄養の比較表】
発芽玄米に多く含まれる注目の栄養成分GABAって?
GABA(ギャバ)はアミノ酸の一種で、ストレス軽減作用をはじめ、血中コレステロール低下作用や血圧の上昇を抑える機能などがあることが報告されています。機能性表示食品に多く活用されているため、毎日の暮らしの中でGABAという文字を見かけることも多いですよね。
手軽に炊けて、食べやすく、おいしい「発芽玄米」
栄養価の高い玄米ですが、浸水時間が長い、食感が硬いといった課題があり、手軽さや食べやすさは、残念ながら白米に劣ってしまいます。その反面、発芽玄米は発芽によって硬い糠層がやわらかくなるため、硬さの問題が解消されて食べやすくなるだけでなく、長時間浸水させなくても白米と同じように簡単に炊くことができます。
発芽玄米は白米とブレンドして炊飯できるから無理なく続けられる!
玄米と白米を混ぜておいしく炊くには、玄米だけ浸水時間を長くするなど、ちょっとしたコツが必要で、難しそうなイメージがありますよね。
発芽玄米の場合は、浸水時間は白米と同じでいいため、白米と混ぜて炊くときも手間がかかりません。
発芽玄米は、洗米もさっと水ですすぐ程度でOK!何度も洗ってしまうと、GABAは水溶性のため、せっかくの栄養が流れ出てしまいます。事前に洗っておいた白米と混ぜ、水を白米だけのときより少し多めに入れて炊飯器でいつものように炊けば完成です。
発芽玄米の場合は、浸水時間は白米と同じでいいため、白米と混ぜて炊くときも手間がかかりません。
発芽玄米は、洗米もさっと水ですすぐ程度でOK!何度も洗ってしまうと、GABAは水溶性のため、せっかくの栄養が流れ出てしまいます。事前に洗っておいた白米と混ぜ、水を白米だけのときより少し多めに入れて炊飯器でいつものように炊けば完成です。
発芽させることで食べやすさもアップ!
発芽させるときに、でん粉を分解して糖にする酵素が増え、たんぱく質を分解する酵素も活性化されるため、甘みや旨み、食べやすさがアップします。発芽によって硬い糠層がやわらかくなるため、プチプチとした食感も楽しめます。
発芽玄米は、炊きやすさだけでなく、おいしさも向上した、毎日の食事に取り入れやすい玄米です。
発芽玄米は、炊きやすさだけでなく、おいしさも向上した、毎日の食事に取り入れやすい玄米です。
知っているようで、知らなかった玄米と発芽玄米の違い。玄米に興味を持っていただけましたか? 最近では、玄米でも簡単に炊ける商品をはじめ、通常の玄米よりも胚芽が大きく栄養機能成分豊富なお米「金のいぶき」、さらには、白米に発芽玄米だけでなく、もち麦などをブレンドして食感や風味をアップした商品など、さまざまな健康米が登場しています。気になった商品があったら、ぜひ、玄米食にチャレンジしてみてくださいね。
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