2023年5月17日 更新

食生活で気を付けておきたいキーワード「コショク」の問題点ってなに?

「コショク」という言葉を聞いたことはありますか? もしかすると人によって、想像するシーンが違うかもしれません。 それもそのはず、現代の食生活の乱れにつながる「コショク」は9つあると言われているからです。

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社会の高齢化や家族の核家族化が進み、「孤食」が問題視されるようになりました。
また、最近では「コショク」にも様々な問題を抱えたものが増えてきました。
特に問題と言われている9つをご紹介します。
自分に当てはまっていないか考えてみてください。

9つの「コショク」

①    孤食
家族と一緒に食事をせず、一人でとる孤独な食事。

②    個食
家族はそろって食卓についているけれど、それぞれがバラバラなものを食べること。

③    子食
子どもだけでご飯を食べること。
大人が不在の子供一人きりや子どもたちだけで食べることも子食に当てはまります。

④    五食
1日3食以上食べる機会が習慣化しており、常に満たされている(空腹にならない)状態のこと。

⑤    小食
「しょうしょく」とも読みます。食欲が湧かない、少しの量しか食べないこと。
過度な食事制限なども、小食に当てはまります。

⑥    固食
好きな食べ物だけを食べ、食事が偏り決まったものしか食べないこと。

⑦    粉食
麺類やパンなど、小麦製品や粉ものが中心の柔らかい食生活のこと。

⑧    戸食
テイクアウトや外食ばかりの食事に偏っていること。

⑨    濃食
味の濃い食事ばかり食べること。加工食品に偏ると起きやすい。

次は、それぞれの「コショク」の問題を考えてみましょう。

「コショク」の問題点

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①    一人きりで食事をする「孤食」
メニューが偏りがちになるケースが多いです。
また、子供の孤食は他者との会話の機会が少ないために社会性や協調性が欠けてしまう恐れがあります。
さらに、大人の孤食は、孤独感が増えてストレスや社会とのつながりが希薄になるなどが問題とされています。
高齢者においては同じように、会話が減ることで脳への刺激が減り、うつ病のリスクが上がることなどが指摘されています。


②    家族はそろっているけれど、それぞれ異なるメニューの食事をとる「個食」
栄養バランスの偏りや好き嫌いにつながる可能性があります。

③    子どもだけでご飯を食べる「子食」
お手本となる大人がいないことで、食事のマナーを学ぶ機会が失われてしまいます。
バランスよく食べられない(好き嫌いする)、食べ過ぎてしまうなどのリスクもあります。

④    1日3食以上食べる「五食」
摂取したカロリーを十分に消費する身体活動をするアスリートなどの方は問題ありませんが、そうでない方は、肥満の原因や過食による糖尿病など健康被害が出てしまう恐れがあります。

⑤    少しの量しか食べない「小食」
活動するためのエネルギーが足りず、体のだるさや疲れが取れにくい、ボーっとしてしまう、無気力になるなど、心身ともに影響が出る可能性があります。

⑥    自分が好きなものだけ食べる「固食」
栄養バランスに偏りが出てしまいます。

⑦    麺類やパンなどを好む「粉食」
カロリーが高い料理が多い傾向にあります。
また、柔らかい料理が多いため、噛む回数が減り、食べ過ぎてしまうことが多いです。
食べ物をよく噛むことで、満腹中枢を活性化されるとされています。

⑧    外食に偏る「戸食」
濃い味付け、中毒性のある極端な辛さや甘さなどの料理などもあり、栄養バランスの偏りが出てしまいます。
野菜や乳製品不足の献立になりがちです。

⑨    味が濃いものばかり食べる「濃食」
濃いということは、それだけ調味料を使っているため、塩分や糖分の摂り過ぎにつながりやすく、カロリーも多くなりがちです。
また、素材の味や香りなどを感じる感覚が育ちにくい(または感じにくくなってくる)ため、味覚に影響が出る可能性があります。
子供の頃から濃い味に慣れてしまうと、大人になってからも濃味を好む傾向にあります。

「孤食」がほかの「コショク」につながってしまう

共働き・単身世帯や核家族が増加し、家族がそろって食事をする機会が減り、子供だけで食事をする「子食」や多くの食事を外食で済ませる「戸食」が増えています。食の多様化で、気楽に食べられる麺やパンなどの小麦製品に偏る「粉食」も心当たりがある方も多いのではないでしょうか。「孤食」による健康被害や精神的な問題、社会的な孤立感など、「孤食」に起因する様々な問題が指摘され、対策が求められるようになっています。

いかがでしたか?
みなさんは、「コショク」にいくつ当てはまっていましたか?
例えば、1日1食は家族や友人と料理の準備を一緒にして同じ食卓で食べたり、時間や場所にこだわらずオンラインでコミュニケーションを取りながら食事をしたり、料理教室やグルメツアーに参加して食を通じたコミュニティに参加してみるなど、食生活を見直すきっかけに役立ててみてください。
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