2023年5月13日 更新

朝ごはん、しっかり食べてる?

朝はパン派?ごはん派?もしかして食べていない人も多い?!1日を活動的に過ごすには朝ごはんは欠かさず食べるのがオススメ。朝ごはんのメリットを解説!

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朝ごはんは食べない派?

「朝食抜き」の理由は様々あるようですが、
朝は食欲がない、時間がない、ダイエットをしているから…などの声が聞こえてきます。
農林水産省の「朝食を食べる頻度(2022年3月)」に対するアンケート結果を見ると、20~39歳男性の約3割が「ほとんど食べない」または「週に2~3日食べる」と回答。
同年齢女性も約2割が同様に回答。
また、朝ごはんの摂取と学力調査の平均正答率との関係について文部科学省が調査によると、朝ごはんを食べる習慣が身についている児童ほどテストの正答率が高いという結果が出ています。体力においても同様に、毎日朝ごはんを食べている児童の方が体力数値が良いという結果になっています。

朝ごはんのメリット

「朝ごはんはしっかり食べよう」とよく聞きますが、
具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?
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①生体リズムが整う

生体リズムとは、生物が持つ体内時計のこと。例えば、朝から昼にかけて体温や血圧が高くなり、夜には低くなっていくというような体の仕組みです。
人間の生体リズムは、約25時間周期と言われており、1日24時間より1時間ほど長いです。
この1時間のズレを調整するのに欠かせないものが2つ。
1つは「朝の光」。気持ちよく起きるにはカーテンを開けて日光を浴びて目を覚ましましょうと言われますが、これは生体リズムを整える(=リセットする)働きがあります。
そして2つ目が「朝ごはんを食べること」。食事を取ることで、体温が上がり体内の栄養代謝が活発に動き始めます。よく噛むことで、脳が活性化。しっかり目が覚めます。
朝日を浴び、朝ごはんを取ることで、生体リズムが整って1日がスムーズに進んでいくのです。

②集中力UP、エネルギーチャージ

脳は、でんぷんや砂糖が分解されてできるブドウ糖を消費して活動しています。
朝は、脳が活動するためのエネルギー・ブドウ糖が不足している状態。
朝に、ごはんやパンなどのでんぷん質を含む「炭水化物」を食べて、しっかりエネルギーをチャージしないと、脳のエネルギーが不足して、集中力や記憶力が低下してしまいます。

脳だけでなく体を動かすエネルギーも足りない状態のため、朝ごはんを抜いた状態で活動すると、だるさや疲労感が残ります。
さらに、血糖値が下がるとイライラしたり、ボーッとしてしまったり、めまいやふらつきの症状が出る方もいます。心身ともに影響が出た状態では元気に活動できません。

③肥満防止

朝ごはんを抜いて、昼食・夕食の2食で済まそうとすると、体はエネルギー不足を感じ取り、2食分のエネルギーを脂肪に蓄えておこうと働き始めます。

同じ食事量・エネルギー量を摂取しても、夜や寝る直前の食事では活動エネルギーとして消費されず蓄積されるため、肥満に繋がりやすく体重が増える原因となります。
朝ごはんで摂取したエネルギーはもちろん、そのあとの日中の活動で使われ、食欲も抑えられ、間食を取らなくても満腹感が続きます。

朝食はしっかり“ごはん”を!

朝は、ブドウ糖のもとになる炭水化物が含まれるごはんがオススメ。
ごはんの消化時間は2.5~3時間程度、他の炭水化物に比べてやや時間がかかるため、腹持ちが良く、血糖値が上がりにくい(=緩やかに上がっていく)食品と言われています。
また、粒状なので粉や麺より消化に時間がかかることも、満腹感に繋がります。

白米の良いところは、おかずのレパートリーが豊富

でもやっぱり朝は時間がない…
そんな時も、たまごかけごはんやお茶漬け、梅干しひとつで立派な朝ごはんになります。
前日のおかずの残り物や、具だくさんの汁物1杯でも十分です。

やっぱりごはんは、なんにでも合う!
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まとめ

朝ごはんで生体リズムの調整を

集中力UP!心も体も元気に活動する力の源

朝食抜きの2食生活は食べ過ぎのもと!

最近は、テレワークや時差出勤で、朝の時間が確保しやすい方も増えたかもしれません。駅ナカには、早朝からおいしい朝ごはんが食べられる店舗も数多く見るようになってきました。
ぜひみなさんの生活リズムに合わせて、朝ごはん習慣を続けてみてはいかがですか。
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この記事のキュレーター

編集部SUNA 編集部SUNA
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